WORKS

作品・書籍

人を追い、記憶を掘り起こし、
事実の先にある真実を言葉で残していく。
これまでに執筆した主な作品をご紹介します。

親友は山に消えた 書影

親友は山に消えた

(小学館)

  • 「第31回小学館ノンフィクション大賞」ノミネート

前作で野口健との決別を綴った著者が、中学時代からの親友であり、2022年にアラスカ・ハンター北壁で命を落とした山岳カメラマン・平賀淳との日々を追ったノンフィクション。

平賀は世界を股にかけ活躍する山岳カメラマンだったが、著者はその輝きに対して深い友情と同時に強烈な劣等感や嫉妬を抱き続けてきた。平賀は前作の執筆を強く後押ししてくれた恩人であったが、出版後に急逝。精神疾患を抱えている著者は、その突然の死を機に「親友とは何か」という根源的な問いに悩み、彼が歩んだ43年間の足跡を辿り始める。

生前の平賀と関わりの深かった登山家、映像制作の同僚、遺族らへの40人にのぼる緻密な取材を積み重ね、一人の表現者の実像を多角的に検証。劣等感や複雑な葛藤の推移を冷徹に分析し、アラスカの氷河へと向かう著者の魂の救済と再生を描き出した記録。

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さよなら、野口健 書影

さよなら、野口健

(集英社インターナショナル)

  • 「第19回開高健ノンフィクション賞」ノミネート
  • 「2022年 Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞」ノミネート

アルピニスト・野口健のマネージャーを長年務めた著者が、その苛烈な18年間の軌跡を綴ったノンフィクション。野口の活動を中枢で支える中で繰り返された、計3回に及ぶ事務所への入社と退社という特異な経験を軸に、両者の間に生じた激しい愛憎の推移をあますことなく描いている。

石原慎太郎や橋本龍太郎といった政財界の著名人が次々と登場する華やかな活動の舞台裏で、著者は野口という強烈な個性の磁場に翻弄され、心身を摩耗させていく。依存と反発を繰り返しながら、三度の入退社を経てなお離れられない、師弟や友人といった言葉では括りきれない複雑な人間関係の実態を追求した、再生の記録。

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